当院のCTについて
動物の体の中を外から見ることはできませんがCT装置により動物の身体の輪切りでの断面図を撮影し、より細かな内部構造まで視覚化することが可能となります。
当院では16列のマルチスライスCT(Brght Speed,GE社製)を稼働させ、数十秒〜数分での撮影、被ばく量も少なく、負担を減らしての撮影が可能となります。撮影後は3D画像で解析することで細部まで診ることができます。
CT検査の有用性
頭部 | 水頭症、外耳炎・中耳炎・内耳炎、歯科疾患、腫瘍(脳・鼻腔・口腔・眼窩)、骨折 |
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胸部 | 腫瘍(肺・腫瘍の肺転移)、胚葉捻転、気管虚脱、骨折 |
脊椎・脊髄 | 椎間板ヘルニア、腫瘍、骨折 |
腹部 | 腫瘍(肝臓、腎臓、脾臓、膵臓、副腎、膀胱、腸、リンパ節)、門脈シャント、尿路結石、腸閉塞・腸重積、捻転(胃、腸、脾臓)、消化管内異物 |
CT検査の流れ
①お問い合わせ
②事前検査
当院では撮影時のブレを防ぐため全身麻酔下でのCT検査を実施しております。検査に先立って主治医様に麻酔前検査をお願いしておりますので、ご協力をお願いいたします。
重複する検査をしない場合、費用を抑えて患者様の負担を減らせます。 万が一、術前検査の実施がかかりつけの動物病院様で難しい場合は、当院で実施可能ですので、ご相談ください。
麻酔前評価 |
・血液検査(CBC・生化学検査・電解質)・胸部レントゲン(患部のレントゲンもある場合はお願いします)・その他、エコー画像や病理検査などございましたら、お持ちください。 |
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既往歴 |
・ワクチン接種や麻酔薬、その他の薬剤によるアナフィラキシーショックなどのアレルギー反応がある場合は事前にお伝えください。・そのほか、現在治療中の疾患がありましたらお伝えください。 |
検査当日の投薬 | 休薬または継続投与をお願いする場合がありますので、薬の種類等を事前にお知らせください。 |
③事前検査結果
事前検査の結果は、検査当日にオーナー様にお預けしお持ちいただくか、予めEメールやFAXにて情報・データ送信をお願いいたします。
④CT検査
以下の内容をオーナー様へ必ずご案内ください。
ご予約の3時間前からの絶水、12時間前からの絶食をお願いしております。 万が一、与えてしまった場合には、検査の延期をお願いする事がございます。その際には施設までご連絡ください。
現在飲んでいるお薬がある場合、検査当日の投薬指示を主治医様にてお願いいたします。 検査所要時間は内容により大きく前後します。検査日は時間に余裕を持ってご来院いただきます様、ご案内をお願いいたします。
⑤検査後
オーナー様には、ご予約時間までに直接ご来院いただきます。
検査後、担当獣医師より主治医様へお電話で結果のご報告をいたします。 以下についてご確認ください。
検査結果は「所見書・DVDデータ・薬剤使用リスト」を飼い主様にお渡しし、主治医様の元へお持ちいただいております。 なお結果の配送を希望される場合には別途配送料を飼い主様より頂戴しております。
お問い合わせ・ご相談はお電話か紹介状フォームよりお願いいたします。
お問い合わせ
072-999-5030